玄関を見るとその家の状態がわかると言われています。お客様を迎える場所、家族を迎える場所なので、長く使いやすい玄関にしたいものです。しかし、家を建ててから何年も経過すると、玄関扉の使い勝手が悪くなったり、家族に介護が必要な人が出て段差があって不便など、リフォームやリノベーションが必要になってくることがあります。
リフォームやリノベーションにかける費用によって、できることが違います。では、いくらくらいでどのようなことができるのか見ていきましょう。
30万円以下の場合では、鍵や扉の交換、網戸の設置、玄関収納のリフォームなど、小規模なことを行うことができます。
玄関に網戸を設置すると、開けっ放しにしても虫が入ってくる心配がなく、風通しがよくなります。開けっ放しにしていると防犯性が気になるというなら、金属製の格子タイプがおすすめです。
30万円から50万円ほどの場合では、機能性の高い玄関ドアへの交換、ドアと玄関収納の交換、間口の変更などを行うことができます。
機能性の高いドアには、結露・断熱・強風対策されたものなどがあります。間口を広げれば、車椅子での出入りがらくになります。
50万円から100万円ほどの場合では、ドアの交換と一緒に内装工事や収納場所の設置などを行うことができます。
たとえば、小さな窓のついたドアに変更をして、ドア横に採光のための窓を設置すれば、明るい玄関に変わります。また、間取りを一部変更するだけで、広々とした開放的な空間になります。
150万円から200万円の場合では、グレードの高い玄関ドアに交換をしたり、床材を大理石にしたりなどができます。
こういったことがリフォームで可能ですが、もっと規模が大きな場合はリノベーションが必要です。また、玄関を大幅に換えたいだけでなく家全体を変える場合は、建て替えが必要です。どの程度変更をしたいのか考えて、リフォーム、リノベーション、建て替え、どれが適切なのか考えてみてください。